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― 29 ―ニグループ管理体制

 当社取締役会が定めるグループ会社に関する管理基本方針に基づき、グループ会社の重要な意思決定に ついて、以下のとおり、当社からの承認および当社に対し報告を要する事項を定め、キヤノン電子グルー プの内部統制システムを整備しております。

・重要な意思決定について、当社の事前承認を得ることまたは当社に対し報告を行っております。

・リスクマネジメントに関する基本方針に基づき、その事業の遂行に際して直面し得る重大なリスクを把 握のうえ、これらのリスクに関するリスクマネジメント体制の整備・運用状況を確認、評価し、当社に 報告を行っております。

・設立準拠法の下、適切な機関設計を行うとともに、執行責任者の権限や決裁手続の明確化を図っており ます。

・「キヤノングループ行動規範」によるコンプライアンスの徹底のほか、リスクマネジメント体制の一環 として、日常の業務遂行において法令・定款の違反を防止する業務フロー(チェック体制)およびコン プライアンス教育体制を整備しております。

・内部通報制度を設けるとともに、会社の方針として、内部通報者に対する不利益な取り扱いの禁止を宣 言しております。

ホ 情報の保存および管理体制

 取締役会議事録および取締役等の職務の執行に係る決裁書等の情報は、法令ならびに関連する規程に基 づき、各所管部門が適切に保存・管理し、取締役、監査役および内部監査部門は、いつでもこれらを閲覧 することができます。

ヘ 監査役監査体制

・監査役がその職務を補助すべき従業員を置くことを求めた場合、監査役を補助すべき従業員を指名しま す。この従業員は、所属部門の業務と兼務とするが、補助すべき監査役の職務に関連して取締役の指揮 命令を受けず、この従業員の人事異動には、事前の監査役会の同意を要します。

・監査役は、取締役会のみならず、経営会議、リスクマネジメント委員会等の社内の必要な会議に出席し、

取締役等による業務の執行状況を把握します。

・人事、経理、法務等の本社管理部門は、監査役と会合を持ち、業務の執行状況につき適宜報告しており ます。また、重大な法令違反等があったときは、関連部門が直ちに監査役に報告します。

・監査役は、会計監査人から定期報告を受けます。

・監査役は、キヤノン電子グループ各社の監査役と定期的に会合を持ち、情報共有を通じてグループ一体 となった監査体制の整備を図っております。また、監査役は、キヤノン電子グループ各社の巡回監査を 行い、子会社の取締役等による業務の執行状況を把握しております。

・会社の方針として、監査役に報告または通報した者に対する不利益な取り扱いの禁止を宣言しておりま す。

・監査役会は、当社およびキヤノン電子グループ各社に対する年間の監査計画とともに予算を立案し、当 社は、必要となる予算を確保します。臨時の監査等により予算外の支出を要するときは、その費用の償 還に応じております。

 

③ 内部監査及び監査役監査の状況

社外監査役2名を含む4名の監査役は、監査の方針及び業務の分担に従い、重要な決議書類等の閲覧、業務及び 財産の状況の調査等により厳正な監査を実施しております。監査役及び監査役会は、会計監査人から監査計画の概 要、監査重点項目、監査結果等について報告を受け、意見交換を行う他、更に必要に応じて会計監査人の往査に立 ち会うなど、会計監査人と緊密な連携を図っております。また、監査役は、内部監査部門である監理室と、必要に 応じ情報交換や内部監査結果の報告を受けるなど連携を取っております。

 

④ 社外取締役及び社外監査役

当社は、独立社外取締役および独立社外監査役の独立性を担保するための基準を明らかにすることを目的とし て、「独立社外役員の独立性判断基準」を制定しており、社外取締役・社外監査役の要件および金融商品取引所の 独立性基準を満たし、且つ、次の各号のいずれにも該当しない者をもって、「独立社外役員」(当社経営陣から独 立し、一般株主と利益相反が生じるおそれのない者)と判断しております。

決算短信(宝印刷) 2018年03月28日10時02分 33ページ(Tess 1.50(64) 20180315_01)

イ 当社グループ(当社およびその子会社をいう。以下同じ。)を主要な取引先とする者もしくは当社グループ   の主要な取引先またはそれらの業務執行者

ロ 当社グループの主要な借入先またはその業務執行者 ハ 当社の大株主またはその業務執行者

ニ 当社グループから多額の寄付を受けている者またはその業務執行者

ホ 当社グループから役員報酬以外に多額の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、会計専門家または法   律専門家(法人、組合等の団体である場合は当該団体に所属する者をいう。)

へ 当社グループの会計監査人である監査法人に所属する公認会計士(当社の直前3事業年度のいずれかにおい   てそうであった者を含む。)

ト 社外役員の相互就任関係となる他の会社の業務執行者

チ 各号に該当する者のうち、会社の取締役、執行役、執行役員、専門アドバイザリーファームのパートナー   等、重要な地位にある者の近親者(配偶者および二親等以内の親族)

社外取締役豊田正和氏は、経済産業審議官や内閣官房参与などの要職を歴任しており、経済、国際貿易分野での 豊富な経験と高度で幅広い専門知識を有しているため、社外取締役としての職務を適切に遂行して頂けるものと考 えております。

 社外取締役内海勝彦氏は、長年にわたる会社経営の豊富な経験と高度で幅広い専門知識を有しているため、社外 取締役として当社の経営に有益なご意見やご指摘を頂けるものと考えております。

 社外取締役戸苅利和氏は、厚生労働審議官や厚生労働省事務次官などの要職を歴任しており、雇用・労働行政分 野での豊富な経験と高度で幅広い専門知識を有しているため、社外取締役として当社の経営に有益なご意見やご指 摘を頂けるものと考えております。

 社外監査役岩村修二氏は、仙台・名古屋高等検察庁検事長などの要職を歴任後、弁護士として企業法務に携わっ ており、豊富な経験と高度で幅広い専門知識を有しているため、社外監査役としての職務を適切に遂行して頂ける ものと考えております。

 社外監査役中田清穂氏は、会社経営の経験に加え、公認会計士として長年にわたり企業会計の実務に携わってお り、企業会計に関する豊富な経験と高度で幅広い専門知識を有しているため、社外監査役として経営全般の監視 と、一層の適正な監査の実現のために有益なご意見やご指摘を頂けるものと考えております。

⑤ 会計監査の状況

当社は新日本有限責任監査法人と監査契約を結び、会計監査を受けております。

当社の会計監査業務を執行する公認会計士の氏名及び所属する監査法人名等は、以下のとおりであります。

業務を執行する公認会計士の氏名 所属する監査法人 指定有限責任社員 業務執行社員 志村 さやか 新日本有限責任監査法人 指定有限責任社員 業務執行社員 香山 良 新日本有限責任監査法人

(注)1.継続監査年数については、7年(筆頭業務執行社員は5年)以内であるため記載を省略しておりま す。

2.同監査法人はすでに自主的に業務執行社員について、当社の会計監査に一定期間を超えて関与する ことのないよう措置をとっております。

当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士11名、その他22名であります。

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⑥ 取締役会で決議できる株主総会決議事項

(剰余金の配当等の決定機関)

当社は、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項について、法令に別段の定めがある場合を除き、

株主総会の決議によらず取締役会の決議により定める旨、定款に定めております。これは、剰余金の配当等を取締 役会の権限とすることにより、機動的な資本政策及び配当政策を遂行することを目的とするものであります。ただ し、株主総会決議による剰余金の処分権限を排除するものではありません。

(取締役及び監査役の責任免除)

当社は、取締役及び監査役の責任免除について、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取 締役(取締役であった者を含む。)及び監査役(監査役であった者を含む。)の損害賠償責任を、法令の限度にお いて、取締役会の決議によって免除することができる旨定款に定めております。これは、取締役及び監査役がその 期待される役割を十分に発揮できることを目的とするものであります。

⑦ 責任限定契約の内容の概要

当社は、会社法第427条第1項に基づき、社外取締役及び社外監査役との間において、会社法第423条第1項の損 害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任限度額は、法令が定める額として おります。なお、当該責任限定が認められるのは、当該社外取締役及び社外監査役が責任の原因となった職務の遂 行について、善意でかつ重大な過失がない場合に限られます。

 

⑧ 取締役の定数

当社の取締役は18名以内とする旨定款に定めております。

 

⑨ 取締役選任の決議要件

当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主 が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、及び、選任決議は、累積投票によらない旨を定款に定めておりま す。

⑩ 株主総会の特別決議要件

当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主 の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めておりま す。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的 とするものであります。

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